どうもこんにちは、りょうへいでございます。

先日卒論と称する事実上の怪文書をようやく提出することが叶い、労働者になる前にパーっと旅行でもしようかと目論んでいたのですが、世間の状況はこのざまです。泣く泣くそちらを諦め久々の記事執筆に手を出すことにしました。

今回も前回・前々回のりょうへい記事に続き、江ノ電沿線風ジオラマ作品の紹介を行いたいと思います。これまでの記事→江ノ電沿線風ジオラマ(前編)
           江ノ電沿線風ジオラマ(後編)
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2018年秋に製作した江ノ電ジオラマは本来なら文化祭での展示後に解体予定でしたが、縁あってオフ会などに1度持ち込んだりしているうちに、特に手をつけず半年近い時間が経過しており、五月の文化祭の時期が迫っておりました。 そこでYamatai氏と語らい、現存する江ノ電ジオラマに増築する形で、新たなジオラマを制作しようという話になりました。四月末のことです。

当初はだいぶ野心的なジオラマ構想を描いていましたが、時間不足が明白になるにつれて極楽寺駅のような狭々しい雰囲気の駅前空間を作ることに内容を絞りました。

今回は以前と異なり、制作途中の写真があまり現存していないので制作過程の解説は詳述しませんが、前回同様の短期間での突貫工事となりました。また就職活動とも重なっており、就活状況が絶望的になる中で放心状態で作業していたことが記憶によく残っております。(そのご就活は一時断念し大学に休学届を提出しました() 清く明き心を持つ私には当然詐欺の才能は無かった()) 


○全体について
前回制作した区画のトンネルの先にある区画ということで、かなりアレンジしていますが極楽寺駅近辺をモチーフにしています。前回は季節の設定を秋にしていましたが、今回は前回制作区画を春、新規制作区画を梅雨とし、トンネルを境に季節が変わります。また、前回の展示とは異なり、今回の展示ではミニフィグの配置を行っています。
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前回のジオラマ制作でめぼしいパーツをことごとく消費してしまったので、パーツ不足にも悩まされました。表面の解像度の低さはもちろんですが、裏側を見ても当時のパーツ不足が伺えます。下の写真の左側が2018年11月の文化祭での制作箇所、右側が今回の2019年5月の文化祭での制作箇所ですが、基本ブロックをふんだんに利用している左側と比べると右側は1ポッチ幅の細いパーツを多く使用していることが見て取れます。
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地形に関しては「線路の上に橋を架けることができる」こと以外は特に考えずに制作しました。


○切通し近辺
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列車の走る大切通しはこのジオラマの中でも最も目立つ風景です。
切通しの法面はRBGのスロープパーツでコンクリート擁壁風に仕上げています。最下部に1ポッチごとにプレートを挟むことで見た目に変化をつけています。オフィシャルのモジュールキットの屋根にもこのような組み方をしているものが散見できますね。

プラットホームがトンネルの入口ギリギリまで伸びていますが、狭いジオラマ内で2両編成の列車が停車可能なようにここまで伸ばしています。パーツが不足していたので闇雲にジオラマを大きくすることはできませんでした。なお、ホーム向かい側にある看板はYamatai氏が余りパーツで制作してくれたものです。

線路の上に架かる粗雑な造りの橋は立体感演出のためにかけたものです。交差する風景、ってものをちょっと作りたいとも思っていました。線路に対してやや斜めにかかっていますが、突貫工事のため接続しているのは片側だけです。1本だけある橋脚とも接続しておらず、置いてあるだけです。当初はこの橋の上の写真左奥に寺院を建立する予定でしたが、パーツと時間の不足のため簡素な門を設置するのみに留まりました(ここで門扉を付け忘れる痛恨のミス)。
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橋のホーム側の袂の斜面には強引に参道を作っています。極楽寺駅の近辺には階段状の参道が多くの紫陽花で彩られていることで知られた寺院がありましたが、数年前に多くが伐採されました。参道の改修が一応の理由でしたが、季節になると混雑が激しい割に、寺の収入に結びつかない代物となっていたのが再植樹されなかった理由だと思います。


○駅前
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建物を作る余力に乏しかったので前回よりも簡素です。極楽寺駅風の駅舎とホームの屋根、駅前の大木はYamatai氏の制作によるものです。
駅舎の右手にある小さなお堂は、当初三重塔を作る予定だったものを大幅に簡略化したものです。1*1ブロックの裏面を利用して格子を再現しました。このお堂の付近から先述した参道が続いています。かなり強引な作りです()。
駅舎の左手には公衆トイレがあります(本記事冒頭の写真を参照)。余りパーツで制作した非常に簡素なつくりの建物です。白地の建物に赤と青のパーツをワンポイントで用いればなんでも公衆トイレになる()


○終わりに
精神的にかなり追い詰められた時期の作品ということもあり、前回作品から大きな進歩は遂げられませんでしたが、自身の量的な作品制作能力の限界を知ることができました。今回の試みでも快く協力してくれたYamatai氏には感謝するほかありません。
本作品を以って江ノ電沿線風ジオラマシリーズは終了し、次回から新たなジオラマの制作に取り掛かることになります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。皆さんも良い1日を!