どうも、たけるです。

今回は、 『ターミネーター』シリーズに登場する、
T-800をモデルにした作品の制作記第1弾です。

2019年の秋に一区切りつけ、最近ようやく続きを作り始めました。

IMG_2537

画像は、2019年に展示したときのものです。

レゴブロックでオリジナル作品を組み立てる際、
作り方は人それぞれですが、自分なりのやり方の紹介も含めて制作記スタイルでお見せしていきたいと思います。


わざわざ書くことでもないかもしれませんが、T-800とは映画『ターミネーター』シリーズ(や派生作品としてのゲームや小説、テーマパークのアトラクション…)に登場する、言わずと知れた映画史に残る殺人サイボーグです。
アーノルド=シュワルツェネッガーの当たり役ですね。

今回レゴブロックで作っているのは、そのサイボーグの内骨格(エンドスケルトン)です。
平たく言えば、シュワちゃんの中身というわけです。


何を言っているんだと思われた方は、
こちらのクリップを見ればなんとなくわかって頂けるかと。ターミネーター:ジェネシス(2015)より。

シュワちゃんという化けの皮が剥がれて、中からはなんとシルバーに光る機械仕掛けの骨が現れました...。



................................................................................

2019年秋に、当時所属していたレゴサークルの参加する学祭があったのですが、
この時にちょうどシリーズ最新作『ターミネーター:ニューフェイト』が公開されていたということもあり、
T-800エンドスケルトンの頭部〜胸部あたりをレゴで再現してみることにしました。



制作記の第1弾は、2019年当時の制作を簡単に振り返るというものです。



先の「76165 アイアンマン」のレビューの際にもチラッと書いたのですが、
私個人の感覚として、再現モデルの完成度は「そのモデルのポイントをいかにうまく押さえるか」にあると感じています。


このT-800を作る際は、ポイントがなんなのかを掴むことがなかなかできず、
一応の完成をみるまでに試行錯誤しました。



最初に重点を置いて組むことにしたのが、T-800の目つきです。
いわゆる人間で言う眉弓に当たる部分の形状から、
T-800の顔つきは見るものに脅威を感じさせるようになっていると感じます。


『ターミネーター2』(以下、T2)のオープニングクレジットでは、
最後に炎の中で立ちはだかるT-800の頭部が大写しになるのですが、
その不敵な表情が印象に残っている方は決して少なくないと思います。


先ほどご紹介したクリップのサムネイルになっているカットは、
まさしくこのT2のオープニングへのオマージュなんじゃないかと。
(炎の中から立ち上がるT-800というシチュエーションは、もちろん第1作目の終盤も意識していると思いますが)


ターミネーター1と2では、T-800エンドスケルトンは場面に応じたプロップが用意されていたため、
シーンによって若干目つきが異なるのですが、
一番アイコニックなこの不敵な笑みを浮かべているような表情を再現したいと思ったのです。




...........................................................................................................

そんなわけで、手持ちのパーツで目の周りから組み始めてみました。

IMG_2261


好戦的なポケモンみたいな目だけど、まあ悪くないかな…?
(私はポケモンをやったことはないのですが)



という感じで作り始めていき、

ドン。

IMG_2278


なんとなく顔全体ができたところで、お前誰やねん、となりました。 



キャラものを作るのはこの時が初めてだったこともあり、
どうすればターミネーター「らしく」なるのかがわからず袋小路に入ってしまい、
しばらくペンディングに。




...........................................................................................................



そんな中、
なんとなくターミネーターファンの方ブログを読んでいた時、
T-800のフィギュアのレビュー記事を見つけ、
「エンドスケルトンの素晴らしさは有機的なフォルムの美しさにある」 という記述が目にとまりました。


自分はT-800エンドスケルトンがシュワちゃんの中身であること、
すなわち人間の骨を模した形状であることをいまいち忘れていたようです。 


 人間的な、自然な丸みを帯びた形状という特徴を押さえなければ、
どうしたってターミネーターの頭らしくはみえないはずだと感じ、
一からやり直すことにしました。




...........................................................................................................



 
レゴのための設計ソフトを用いて、また目のあたりから組んでいきます。

スクリーンショット 2021-02-21 19.29.05




スクリーンショット 2021-02-21 19.30.27


IMG_2361



試行錯誤しつつ、夜な夜な設計ソフトを立ち上げる生活を続けること1週間。 


T-800_15


設計データをレンダリングしてみてひとまず納得がいったので、
BrickLinkで必要なパーツを発注しました。

ちなみにBrickLinkとはレゴファンのコミュニティから生まれたマーケットプレイスで、
世界中のレゴショップ(非公式)からパーツを買うことができるサイトです。
2019年には、レゴ社の傘下に入る(!)ことが発表されました。 


設計データからのレンダリング画像作成も、
BrickLinkで配布されているstudioというアプリを用いています。 



...........................................................................................................




ドイツのセラーから購入したパーツも発注から10日ほどで無事届き、
頭部を組み上げたところ。

IMG_2424



ここで、Hachiくんに首の回転を電動化する相談に乗ってもらいました。
テクニックに関しては、先日初めてキットを買ってみましたが、
この時はほとんど触ったことがない状態だったので、
自宅に押しかけアドバイスをもらうことに。

するとHachiくんは、
Power Functionを用いた首の回転機構をだいたい40分ほどで作り上げてくれました。


P1040363



首から下をチャチャっと作り上げて、学祭に出すための作品としては一応完成となりました。


ちなみに、鎖骨は実物よりかなり長くなっています。
肩関節の造形をオミットしたことにより、実物くらいのバランスで作ると貧弱に見えてしまうため、あえて長めにしてあります。
 
レンダリング画像と比べると眼窩の形状が若干異なっていますが、
より頭蓋骨に近いのはどちらか、みたいなことを考えて選択した結果だったと記憶しています。
ターミネーターらしさで考えると、ちょっと改悪だったかもしれないですね。


会場で動かしてみた時のツイートがこちら。

そんなわけで一度完成させたT-800ですが、今は頭部を除いて解体してあります。頭部を流用しつつ、全身モデルを作ってしまおうという計画です。
42100を購入したのも、そのためだったりします。


次回は、海外のレゴビルダーたちによるT-800の作例を見ていきます。